お知らせ

年末のご挨拶

令和6年12月25日

各 位

学研健康保険組合
常務理事 中村 恭

本年も多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございました。

令和6年は、1月に発生した能登半島地震に始まり、記録的な酷暑や豪雨災害、さらには物価高騰といった困難が続いた1年となりました。
このような状況の中で、健康を崩された方も多かったのではないでしょうか。
一方で、近所の薬局を見渡すと、新型コロナウイルス関連の商品であったマスクや検査キットが店頭の隅に追いやられ、日常が少しずつ戻りつつある様子が伺えます。

当組合の医療費について

加入者の皆様におかれましては、日々の健康管理に取り組んでおられることに心より敬意を表します。
しかしながら、今年度も医療費の増加が続いている状況です。
この要因には、6月に実施された診療報酬改定の影響に加え、糖尿病や高血圧症といった生活習慣病や悪性新生物(いわゆる「がん」)の増加が挙げられます。
また、消化器系疾患や皮膚疾患の増加も医療費の増大に寄与しています。
特に年齢が上がるにつれて治療内容が高度化するため、医療費の負担も増加する傾向にあります。

  • 人間ドックや女性検診を積極的にご利用いただき、健康状態の把握と未病予防にも努めていただければ幸いです。
  • かつては処方薬であった薬が、現在ではスイッチOTC医薬品として薬局で購入可能になっているケースも増えておりますので、軽症の場合は、これらの医薬品を活用しつつ、適切な医療機関の利用にご協力いただけますようお願い申し上げます。
  • 現在治療中の方は、症状の重症化を防ぐためにも日々の健康管理と定期的な受診を引き続きお願いいたします。

来年度の保健事業について

当組合では、令和7年度より、加入者の皆様の健康管理をより手厚くサポートするために、以下の2つの新サービスを予定しております。

  • PHRサービス: 個々の健康状態や将来の健康リスクを分かりやすくお知らせします。
  • 食生活改善アプリ: 食生活の改善を支援し、生活習慣病の予防を目指します。

これらのサービスを通じて、重症化予防や適切な医療機関の利用促進、さらには健康的な生活の実現をサポートいたします。

令和7年も、学研健康保険組合は皆様の健康維持と健康増進を全力でサポートしてまいります。
本年も誠にありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎えください。

敬 具