女性検診について

女性検診について

乳がんについて

乳がんは乳腺の組織にできるがんで、多くは乳管から発生しますが、一部は小葉から発生します。
また、乳腺以外の乳房の組織から発生することもあります。

乳がんの主な症状

主な症状は乳房のしこりです。自分で乳房を触ることで気付く場合もあります。ほかには、乳房にくぼみができる、乳頭や乳輪がただれる、左右の乳房の形が非対称になる乳頭から分泌物が出るなどがあります。

定期的に検診を受けましょう

乳がんは年に1回乳がん検診を受けることで、かなりの確率で早期発見・早期治療が可能になります。
また、自分でしこりの有無などを確認しておくこと(自己検診)も大切です。

検査方法

マンモグラフィ

病変の位置や広がりを調べるために行う乳房専用のX線検査です。
重なりを 少なくするために、2枚の板の間に乳房を挟んで圧迫し、うすく伸ばして撮影します。個人差はありますが、痛みを伴うことがあります。

エコー検査

超音波を発生する超音波プローブを乳房の表面にあてて、超音波の反射の様子を画像で確認します。放射線による被ばくがないため妊娠中の方でも検査が可能です。

子宮頚がんについて

子宮頸がんとは、子宮頸部にできるがんのことです。
大部分の子宮頸がんは、CIN(子宮頸部上皮内腫瘍)やAIS(上皮内腺がん)という、がんになる前の状態を経てからがんになります。

定期的な検診で早期発見を

腟に近い側にできた場合には、婦人科での観察や検査がしやすいため発見されやすくなりますが、より奥の筒状の部分にできると、発見が難しいこともあります。進行すると骨盤の中のリンパ節に転移したり、子宮頸部の周りの組織に広がったり、子宮から離れた肺などの臓器に転移したりすることがあります。
早期に発見すれば比較的治療しやすく予後の良いがんですが、進行すると治療が難しいことから、早期発見が極めて重要です。

検査方法

細胞診

子宮頸部(子宮の入り口)を先にブラシのついた専用の器具で擦って細胞を採り、異常な細胞を顕微鏡で調べる検査です。
妊娠中の方は、主治医にご相談のうえ受診してください。