セルフメディケーション

セルフメディケーション

セルフメディケーションとは?

「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と世界保健機関(WHO)で定義されています。
日ごろから自分の健康状態を把握した上で、生活習慣を見直したり、OTC医薬品を活用したりすることは、セルフメディケーションにあたります。

OTC医薬品/スイッチOTC医薬品とは

薬局やドラッグストアで、処方箋不要で購入できる市販薬を「OTC医薬品」と呼びます(「Over The Counter=カウンター越し」の略)
中でも、医師から処方される医療用医薬品のうち、有効性・安全性が確立された成分をOTC医薬品に転用(スイッチ)したものを「スイッチOTC医薬品」と呼びます。

スイッチOTC医薬品の特徴

  • 医療用医薬品(処方薬)と同じ有効成分が配合されている
  • 使用されている有効成分の安全性が高い
  • 自己判断が容易な病気や一般的な症状に対応している

主な種類は、かぜ薬、胃腸薬、鼻炎用内服薬、水虫・たむし用薬、肩こり・腰痛・関節痛の貼付薬などです。
軽い不調の対処には、スイッチOTC医薬品を有効活用しましょう。

スイッチOTC医薬品のメリット

  • 医療機関が開いていない時間帯や曜日でも、身近な店舗で入手できる
  • 医療機関を受診した場合の待ち時間や費用を節約できる
  • セルフメディケーション税制を利用できる可能性がある

セルフメディケーション税制とは

2017年1月に「セルフメディケーション税制」がスタートしました。対象となる医薬品の購入金額が、生計を同じくする家族分を合計して年間1万2,000円を超えた場合に確定申告をすると、その超過分の金額(上限8万8,000円)が課税所得から控除されます。
「医療費控除」の対象に該当しない人でも、より金額面でハードルの低い「セルフメディケーション税制」では対象となる可能性があります。

セルフメディケーション税制の対象商品は、こちらのマークが目印となっています。
(表示義務/掲示義務があるわけではないので、必ずしもこのマークが無いからといって対象外になるとは限りません)
対象となる医薬品の成分、対象品目は、厚生労働省のホームページで詳しく解説されています。

セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について|厚生労働省